ロードスターカップ 2014第3戦 NCレース

2014年8月31日、処暑の富士スピードウェイ。
Fuji champion Race Series Round3においてロードスターカップNCレース第三戦が、
オープンクラス6台・チャレンジクラス3台・計9台で行われた。
タイヤ・パッド以外はほぼノーマルの車両で競うチャレンジクラスと、
車高調・デフ・エアロパーツ等改造範囲が広いオープンクラス。

ロードスターカップNCレースは今年からこのふたつのクラスで、年間4戦のシリーズ戦を戦っている。
昨年まではデミオレースと混走だったこのNCレースだが今年からは
86/BRZのナンバー付きレース8Beatも加えた3レース混走のレースとなっている。

オープンクラスは初戦、第2戦共にS耐久でも活躍中の0号車小原が連続優勝の40ポイント。
それを64号車芝本が連続準優勝の30ポイントと10ポイント差で追う状況。
チャレンジクラスも同様に今年から参戦の71号車登坂が連続優勝で40ポイントを獲得し、
このレースの結果次第ではシリーズチャンピオンが決定する状況に、
ベテランの18号車らんまんはじめ他の選手も一矢を報いたい状況でこの第3戦を迎えた。

やや天候が危ぶまれたが、天候は晴れ・ドライで行われた予選。
トップタイムはコースレコードとなる2分8秒477の0号車小原、2位に0.8秒差となる9秒290の64号車芝本、
少し離れた3位に10秒741の16号車横山、10秒873の4位にチャレンジクラス1位となる71号車登坂が付けた。
クラスごとの順位は以下の通り。
NCオープンクラスは0号車小原、64号車芝本、16号車横山、21号車新井、25号車橘川、80号車染谷。
NCチャレンジクラスは71号車登坂、18号車らんまん、22号車中桐という結果となった。

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コンディションは変わらず晴れ・ドライで迎えた決勝は8周で行われる。
グリッドはNCレース車両と8Beat車両が入り組んでのグリッド配列。
過去2戦スタート直後からオープニングラップにおいて8Beat車両とNCレース車両の順位が目まぐるしく入れ替わる状況が続いており、
同レース・クラス以外のクルマとの駆け引きも大きなポイントなる。
スタートで一気に1位の車両をかわそうと虎視眈々と狙うオープンクラス2位の64号車芝本とチャレンジクラス2位の18号車らんまん。そうはさせじとスタートを決めようとする0号車小原と71号車登坂。
フォーメーションラップ終了、グリーンフラッグ。
●○○○○ ⇒ ●●○○○ ⇒ ●●●○○ ⇒●●●●○ ⇒ ●●●●●
○○○○○
スタート!!
64号車芝本が会心のスタートを決め1コーナー手前で0号車小原をかわした。

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さらにややブレーキングの遅れからか1コーナー立ち上がりでアウトにはらみ気味の0号車小原のインを16号車横山がかわして2位に浮上。

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ダンロップコーナーで0号車小原が16号車横山をかわし2位に復帰、64号車芝本・0号車小原・16号車横山の順でオープニングラップを終え2周目へ。
先頭の64号車芝本に追いすがる0号車小原。2周目の13コーナーからプリウスコーナーで徐々にその差を詰め最終コーナーからテール・ツゥ・ノーズでストレートへ。

3周目1コーナーのブレーキングで0号車小原が64号車芝本をかわしトップ交代するも、そのままの僅差で争う2台。
チャンスを伺い64号車芝本が仕掛けるも前に出ることはできずレースは終了。

オープンクラスは0号車小原が3連勝となる優勝、64号車の芝本がこれも3戦連続の2位、3位には16号車横山が嬉しいロードスターカップ初表彰台となった。

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チャレンジクラスは71号車登坂が3連勝となる優勝で2014年シーズンのシリーズチャンピオンを確定させた。

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最終戦となる第4戦は、オープンクラスはシリーズチャンピオンがかかるレースとなる。
シリーズ2位の64号車芝本は優勝もしくは2位で、トップをいく0号車小原の結果次第でシリーズチャンピオンの可能性を残しているのだ。64号車芝本の、そして3位勢の21号車新井・8号車菊池・16号車横山の巻き返しが楽しみだ。

チャレンジクラスはシリーズチャンピオンがすでに確定しているが、ベテランの18号車らんまんや噂される他レースからの参戦者達と、全戦優勝を狙う71号車登坂との戦いとなる。

最終戦は12月6日(土曜日)、富士スピードウェイで予選・決勝が行われる。