NA/NBレースはNB8、NA8、NA6の3つのクラスの混走で行われる。
年間4戦のシリーズ戦として開催され、今回はその第3戦となる。
ここまでの2戦はNB8クラスは11号車戸田、NA8クラスは1号車山形、
NA6クラス7号車茂木がそれぞれ2連勝をあげてシリーズポイントをリードしている。
NB8クラスの戸田は2位の78号車赤石沢を15ポイントのリードしており、
今回のレースで勝利するとシリーズチャンピオンが確定する。
各クラスのポイントリーダーがリードを広げるのか?
それを追うドライバーが食い下がるのか?
今シーズンのタイトル争いを方向づける非常に重要な1戦となりそうだ。
<予選>
午前8:00予選スタート。
総合トップを奪ったのは1人、7秒台を叩き出した1号車山形。
第2戦に続きポールポジションを獲得した。
2位にはフロントロー常連の11号車戸田を0.17秒差で制した88号車山田が入り、
NA8が2台がフロントローに並ぶ結果となった。
2列目以降には11号車戸田、3号車羽入の2台のNB8。
3列目にはNA6の7号車茂木、NB8の78号車赤石沢が並ぶ。
総合4番手となる2’08.786のタイムを出したNA6の23号車山川だったが、
惜しくも予選中のペナルティで12位からのスタートとなってしまう。
クラスごとの順位は以下の通り。
NB8クラスは11号車戸田、3号車羽入、78号車赤石沢、91神谷、33号車田辺、84号車大矢、
14号車中井、41号車後藤、15号車三橋という結果となった。
NA8クラスは1号車山形、88号車山田、81号車松波、9号車横須賀、345号車斉藤、17号車小林の順位。
NA6クラスは7号車茂木、5号車入江、23号車山川、999号車鳥居、27号車野木の順位。
今回も非常にタイムが拮抗した予選となり、決勝でも激しい混戦が予想される。
<決勝>
予選の時に少しかかっていた雲も晴れて、
夏らしい日差しの中、各車スターティンググリッドにつく。
スタートで飛び出したのはポールポジションの1号車山形。
これに11号車戸田、88号車山田、3号車羽入が続く。
その後方では、5位の91神谷から14位14号車中井までの9台が大きな集団を形成し、
オープニングラップから各コーナーでサイドバイサイドの激しいバトルとなる。
さらにその後方でも27号車野木、15号車三橋、999号車鳥居、345号車の4台が
クラスを超えて激しいバトルを繰り広げる。
レース中盤、トップの3台は変わらず快調にレースをリードする。
中段の混戦を抜け出した78赤石沢が3号車羽入をとらえて4位に浮上。
その後方では中段グループは3台、4台のグループに分かれながらも、
周回ごとに順位を入れ替える大混戦が続く。
そして8周のレースを制したのは終始トップを快走した1号車山形、自身初めてとなる総合優勝。
88号車山田は2位の11号車戸田にテールtoノーズの位置までせまるがおしくも届かず3位。
4位には3号車羽入の追撃を振り切った78号車が入った。
中段グループはファイナルラップまで激しいバトルが続くが、
33号車田辺が6位争いを制した。
クラス別ではNB8クラスでは11号車戸田が勝利し、最終戦をまたずシリーズチャンピオンを獲得。
2位には78号車赤石沢、3位は3号車羽入入った。
NA8クラスはトップの1号車山形、2位の88号車山田に続いて81号車松波が3位。
シリーズポイントでは1位の山形が60ポイントで2位の山田を15ポイント引き離し、
タイトル獲得に向けてリードを広げる結果となった。
NA6クラスは23号車山川が7号車茂木をかわして悲願の初優勝!
3位には5号車の入江が入った。
シリーズポイントは1位茂木の55ポイントに山川が5ポイント差でせまる結果となり、
タイトルの行方は最終戦決戦に持ち込まれた。