ロードスターカップ 2021開幕戦

五輪イヤーとなる今シーズン、ロードスターカップはオリンピック期間を挟んで4月,5月,11月とやや変則的スケジュールで年間3戦の開催が予定されている。コロナ渦が続く状況ではあるが様々な感染対策のもと4/10(土)無事開幕戦を迎えた。そのような中で今年からマツダ株式会社がパーティーレースと同様、ロードスターカップにもシリーズ協賛することとなったのは嬉しいニュースだ。これを機にこのレースシリーズがより一層盛り上がることを期待したい。今年の車両レギュレーションの変更点としては、1.6クラス、1.8クラスの最低重量が20kg軽量化された。ことにより昨年苦戦を強いられていたこのクラスはアドバンテージを得てクラス間の戦闘力は更に拮抗すると思われる。昨年にも増してクラスを超えたバトルが更に激化しそうな様相だ。

1.6class
昨年は♯53水野が2勝、♯34竹田が1勝で、水野が初戴冠となったが、この2人に加え、♯27野木の3台がエントリー。予選は水野が2’09.944でクラストップ。なおコースレコードが車両レギュレーション変更に合わせて2019年以降のコースレコードとして刷新されたので、今回の水野の予選タイムは新たなコースレコードに刻まれた。2位に竹田、3位に野木の予選結果となった。決勝はオープニングラップのダンロップコーナーで竹田が他車と接触しリタイヤとなってしまい、楽になった水野が開幕戦を勝利で飾る。連覇に向けて幸先良いスタートとなった。今回は3台のエントリーと少し寂しい状況であったが次戦は台数が増えそうな情報もあり次戦にも期待したい。

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1.8class
開幕戦もエントリー11台と今回もクラス最多の台数となった。昨年は長年参戦していた♯91神谷が初戴冠を飾ったが、ことしはディフェンディングチャンプとしてライバルを迎え撃つ。予選PPは、昨年はシリーズ6位の♯18小林がコースレコードで奪取。その後に僅差で昨年シリーズ4位の♯55澤田、神谷、唯一のNA8で奮闘の山田、とここまでが2分10秒を切るタイム。山田がスタートでギアを入れるのを忘れ大きく出遅れる。一方、小林は一時は総合トップに踊り出る快走を見せてライバルの追撃を振り切り独走態勢を築く。その後ろでは神谷、澤田、渡辺、♯84大矢が全周回で激しくやり合う恰好に。結果、小林は2位の神谷を12秒引き離して嬉しい初優勝。神谷、渡邉が続いて表彰台獲得した。4位の澤田、5位の大矢までがポイント獲得となる。山田は6位まで挽回。7位にデビュー2戦目の♯111の安田となった。

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1.5OPEN Class
昨年はエントリー少なくシリーズ不成立となってしまったこのクラスだが、今回は5台とエントリーとなった。2018年シーズンのチャンピオンマシンを引き継いだ初参戦の♯23山本がいきなり2’08.811という素晴らしいタイムで、なんと総合でもトップタイム。2番手にはコンマ5秒差で実力者の♯7茂木が続き、1.5OPの2台がフロントローに並んだ。3番手の♯78赤石沢とその後ろ♯14小倉は昨年度は1.5CHALLENGE Classからエントリーしていた転向組となり今年からこのクラスでの参戦となった。
決勝は、スタートで飛び出した茂木がトップに立つが、2周目で山本が茂木をかわして総合トップを奪還。その後、茂木の追撃を振り切り最後はおよそ6.5秒差をつけて見事デビューウィンを飾る。茂木は悔しい2位。小倉が赤石沢をかわし3位となった。

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1.5CHALLENGE Class
開幕戦は6台のみのエントリーとちょっと寂しい感が。昨年のシリーズ上位者では3位の♯38中村、4位の♯118中嶋がエントリー。予選は中嶋、♯32原嶋、中村の順に。決勝は中嶋が逃げを打ち後続を振り切って嬉しい初優勝。中村、原嶋と続いた。

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2.0OPEN Class
昨年はRFで圧倒的な速さを見せた山崎は今回は欠場、久々のエントリーはとなった2019年のチャンプの♯1高橋と、♯77長岡の2台。予選は高橋に前を行かれた長岡だったが、決勝は1.8クラスとのバトルの中、高橋の追撃を振り切って逆転優勝となった。

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