2016.9.25 Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY ロードスターカップ特別戦
ロードスターカップNA/NB第4戦は、今回は特別戦として「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」内で開催された。6000人のマツダファンが富士スピードウェイに集まり、さまざまなイベントが行われ、会場は華やかな雰囲気に包まれた。
レースに臨むドライバーもいつにも増してにテンションがあがる。
(予選)
今回はNC/デミオと混走となったため、40台出走とクリアラップを取るのがなかなかに難しい中始まった予選。6台の参加となったNA6クラスのトップは、♯23山川が2分9秒976のタイムでGET。
わずかにコンマ1秒差で続くのは、♯7小林。現在はN1ロードスタークラス参戦中で、過去にロードスターカップで王者になったこともある実力者が、昨年のNA6クラスチャンピオンマシンでスポット参戦。間に他クラスの車両を6台挟んで、3位以下は大混戦。♯76辻本、♯22野木、♯10榎園、♯73高橋とごくごく僅差で続くが、辻本にペナルティがあり、グリッドは他クラスの1台を挟んで榎園の後方になった。
NA8クラスは暫く2台のみの参加だったが、今回は4台がエントリー。ただこちらも磐石の態勢で、シリーズチャンピオンが確定している♯88山田がトップタイム。タイムは2分8秒883。クラス2番手は、今回が初エントリーの♯911箭内。3番手には昨年の第2戦以来の参加となる♯39勝とう。最後尾となったのがこちらも暫くぶりの参加となる♯17小林。この4台はタイム差も離れており、独自の戦いとなるか。
シリーズ争いが過熱しているNB8クラス。第2戦優勝の♯121山平が総合トップタイム(2分8秒112)を叩き出すも、前戦欠場の絶対王者♯11戸田が100分の2秒差で2位。前戦初PP初表彰台の♯77鈴木が3番手で続く。現在ランキングトップの♯91神谷が4番手、以下♯75澤田、今年お初の♯33羽生、♯84大矢、♯78赤石沢、♯12東、前回勝者の♯10三橋と続き、最後尾の初参戦♯19山口までで11台、今シーズン最多のエントリーとなった。
(決勝)
完全ドライコンディションの中、普段より1周少ない8周回のレース。2番手スタートの戸田がいいスタートで、PP山平をTGRコーナーでインから刺して、トップに躍り出る。山平もすぐ付いていくが、後方の鈴木がアドバンコーナー、ダンロップコーナーでしきりに山平に仕掛る間に、少しギャップを広げることに成功。鈴木の後ろには神谷を抜いた澤田が続くが、次の周で神谷が再逆転に成功。その後NB8クラスはこの上位3台が間隔が空いた単独走行となり、以下は混戦模様となる。
NA6クラスの先陣争いは山川がスタートに失敗し小林が先行するが3周目、最終コーナーで挙動を乱した小林を山川がインからパス。2周目に野木がTGR先でリタイヤ。3位以下は辻本、榎園、高橋というクラス順位で進む。NA8クラストップの山田は終始、神谷、澤田のすぐ後方という位置取りで推移。
8周が終わり、NB8クラス優勝は終始危なげない走りで戸田が今季初優勝。2位山平、3位鈴木も終始安定の走りで表彰台に登壇。4位神谷の直後に付けていた澤田だったが、最終ラップでの♯7小林との接触によりドロップダウン。5位羽生、6位大矢、7位赤石沢、8位澤田、9位東、10位山口、11位三橋の順となった。NA6クラスは、山川が自身2度目のシリーズチャンピオンを優勝で飾った。2位辻本、3位榎園、4位高橋となり、接触の小林がタイム加算のペナルティとなり5位。NA8は山田が優勝で、これで参戦した全てのラウンドで勝利。完全制覇も見えたか。2位の箭内が嬉しい初参戦初入賞、3位勝とう、小林は#75澤田との接触で30秒加算のペナルティとなりクラス4位となった。
シリーズランキングの行方は、まずNA6は山川が2度目のチャンピオンを獲得。NA8も山田がここまで4戦全勝でチャンピオンを確定。一方NB8は神谷54P、戸田50P、山平45P、鈴木37Pと混戦状態。最終戦で王座をかけた戦いが行われる。
いよいよ最終戦とロードスターカップは11月6日、富士スピードウェイで開催予定。