2016.9.25 Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY ロードスターカップ特別戦
昨日の雷雨が嘘のように晴れ渡った富士スピードウェイ。富士山頂にも雪が降りほんのりと雪化粧してます。
今回のレースはマツダファンイベント「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」において「パーティーレースⅢ NDシリーズレース」と共に「富士チャンピオンレース ロードスターカップ デミオレース特別戦」が開催されました。通常、ロードスターカップではNA/NBクラスとNC/NDクラスは別のレースとなるのですが、今回は特別戦ということでロードスター全クラスにデミオを含めた40台でのレースとなりました。
NCオープンクラスは参加台数は5台。シリーズチャンピオンに王手をかけた3戦全勝の#8菊池選手に昨年のチャンピオン#1高橋選手がどこまで迫れるのかに注目が集まります。
NCチャレンジクラスも同じく参加台数は5台。#22中桐選手は3戦中2勝とシリーズポイントトップにいますが、他の選手にも逆転の可能性が残されています。
NDオープンクラスは前戦につづいて参加2台。共にショップのデモカーを駆って、昨年のNA6クラスチャンピオン#9茂木選手が、プロドライバーの#58青木選手に挑みます。どちらのドライバーも腕は確かなものが有るだけに好バトルが期待されます。マシンのチューニング具合、そしてタイヤ銘柄の違いにも注目が集まります。
NDチャレンジクラスはロードスターカップではベテランの#21新井選手と前戦初ポイントを獲得した#3寺下選手の戦いとなりました。前戦ではパーティーレースからの参加者が加わり賑やかだったのですが、今回はパーティーレースも同時開催というトトになり、FCRレギュラードライバーの2台のみの参加となりました。
<<公式予選>>
9:30から20分間の予選は快晴の中行われました。通常の富士チャンピオンレースでは20台ほどで戦っているためクリアラップを取ることはそれほど難しいことではないのですが、40台がコース上にいるとなるとなかなかそれも難しい状況となります。逆にスリップストリームを使える場面が増えたので、それをうまく利用してタイムを出すこともポイントとなりました。
その中でNCオープンクラスは#1高橋選手と争うものの、#8菊池選手が予選トップ。NDオープンクラスは#58青木選手を0.5秒差で抑えた#9茂木選手がトップ。NCチャレンジクラスは#22中桐選手、NDチャレンジクラスでは#21新井選手がそれぞれクラストップとなりました。NDオープンクラス、NDチャレンジクラスでは共にレコードタイムを記録する予選となりました。
<<決勝>>
13:50、天気は曇り。時折晴れ間が覗く中、路面ドライの状態で各車一斉にクリーンスタートを決め8周のレースが始まりました。レースは始終、各クラスを超えての好バトルが繰り広げられました。
NCオープンクラスの#8菊池選手は無難にスタートを決め、NB8クラスとの総合上位争いに加わる展開となります。#1高橋選手も食らいつきますが他のクラスのマシンを攻めあぐね、なかなか順位を上げられません。#8菊池選手は最後までNB8クラスのマシンとバトルを繰り広げながら総合5位、クラストップでチェッカー。#1高橋選手もマシンのパワーを活かして最後に順位を上げましたが、#8菊池選手に及ばず2位となりました。#8菊池選手は4戦全勝でシリーズチャンピオンが決定しました。
NDオープンクラスは#9茂木選手と#58青木選手の一騎打ちとなりました。
1周目、#58青木選手が#9茂木選手の前に出ると、全くミスのない運転で#9茂木選手の追い上げをかわし、その後抜かれることもなくチェッカー。どちらも予選タイムに匹敵するタイムでのバトルとなりました。第1戦、2戦とエントリーのなかったこのクラスは青木選手が2勝をあげてチャンピオンを確定しました。
NCチャレンジクラスは#99北浦選手が#22中桐選手を1周目で追い越し、クラストップになります。#22中桐選手は他のクラスのバトルに巻き込まれ#99北浦選手を攻略することができず、そのままの順位でチェッカー。#99北浦選手は嬉しい初優勝となりました。#22中桐選手は2位をまもりシリーズチャンピオンとなりました。
NDチャレンジクラスでは1周目では#21新井選手が先行しますが、#3寺下選手が2周目で#21新井選手をパスすることに成功。以降#3寺下選手は順位をまもりきり嬉しい初優勝となりました。#21新井選手は優勝すればシリーズチャンピオンの可能性が有ったのですが、タイトル争いは最終戦へ持ち越しとなりました。
今回は特別戦ということもあり表彰式は特設ステージで各クラスの入賞者を交え行われ「Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAY」は華やかなムードの中閉幕しました。